2017年08月24日
本位牌の価格は種類や加工法で異なります
葬儀に用いられる白木の位牌は四十九日までの仮のものであり、四十九日法要が終わるまでには本位牌に変える必要があります。ですが、そのことはあまり一般には知られておらず、お寺が用意してくれるものだと勘違いしていることも多々あります。
身近な人が亡くなって慌ただしく、悲しみに暮れている最中で色々と用意していくのは中々に大変なことですが、戒名や亡くなった年月日が彫られ、四十九日法要で魂を入れられる位牌は故人そのものと言えるので、早めに調べて用意を進めていく必要があります。
本位牌の形は宗教で決められているわけではないので、遺された家族で決めてもいいですし、事前に相談してこういった形がいいと決めておくとスムーズに進めることができます。形が決まれば、あとはどういった種類のものを選ぶかですが、例えば「塗り位牌」は金粉や蒔絵、漆塗が施されており、金の装飾で高級感がある位牌です。
価格はおよそ1万円から、本漆を使ったものだと3万円位となっています。「唐木位牌」は黒壇や紫壇といった木材が素材となっており、耐久性に優れています。美しい木目が見てとれ、重量もある為に故人の存在の重みを感じ取れる位牌となっています。
およそ2万円から5万円程が相場となっています。現代的なデザインが特徴の「モダン位牌」は現代のリビングや洋室に馴染みやすく、故人の好みを前面に出すことが出来る位牌となっていますが、そのデザインによって価格が大きく変わってきてしまいます。
おおよそですが3万円前後が多いです。あまり特徴的な物でない限り、本位牌の価格は1万円から5万円程度と認識していれば間違いないでしょう。